
・英語と中国語は同時に学べるのかな?
・英語と中国語を同時に学ぶメリットってあるの?
・英語と中国語の共通点・異なる点って?
こんな疑問にお答えします。
- 英語と中国語を同時に学ぶことは可能?【結論:可能です】
- 英語と中国語を同時に学ぶメリット
- 英語と中国語どちらか一つを学ぶならどっちがいい?
- 英語と中国語の共通点と相違点
将来のために英語と中国語を同時に勉強したいけど、正直できるかどうか心配という方も多いと思います。
ということで、今回の記事では、英語と中国語を同時に学ぶことのメリットや、英語と中国語の共通点や相違点について紹介します。
英語・中国語を同時に学ぼうと考えている方は是非記事をご覧ください。
英語と中国語を同時に学ぶことは可能?【結論:可能です】

英語と中国語って同時に学ぶことできるの?
これはかなり気になるポイントだと思いますが、結論から言うと「可能」です。
勉強時間をしっかり確保することに加えて、「継続力・楽しむ力」があれば、不可能ではないですね。
実際に僕が英語・中国語を同時に勉強してみて思ったことは、
- 初心者のうちは、一つの言語を学ぶ場合と比べて2倍の時間と労力が必要
- 文法や発音が混ざってしまう恐れあり
- 2つとも中途半端に勉強してしまう可能性大
だということ。
英語・中国語の同時学習となると、この3つの問題が発生するんですが、これらの障害を乗り越えさえすれば、誰でも同時学習は可能ですよ。
英語と中国語を同時に学ぶメリット
英語と中国語を同時に学ぶメリットは以下の通りです。
- 相互理解が深まる
- 学習効率が高まる
相互理解が深まる
メリットの一つ目は「相互理解が深まる」こと。
英語と中国語はほとんど繋がりがないくらいかけ離れた言語です。
といっても、勉強を続けていると、「自然に英語を中国語に置き換えて考える癖(逆も同様)」がつくようになるんですよね。
「この英単語は中国語でなんて言うんだろう?」
「あ、この中国語と同じ意味の英語この間勉強したな〜。」
最初のうちは、どうしても日本語でしか意味を捉えられないんですが、だいたい1〜2年くらい勉強を継続すれば、「英語⇄中国語」で単語の意味を理解できるようにもなりますよ。
結果的に2つの言語の相互理解に繋がるというわけですね。
学習効率が高まる
メリットの二つ目は「学習効率が高まる」こと。
発音を同時に学ぶのは不可能ですが、単語・フレーズ・文法を同時に学習することは可能です。
例えば、
日本語 | 中国語 | 英語 |
勉強 | 学习 | study / learn |
最近どう? | 最近好吗? | How have you been? |
私は昨日図書館で勉強した。 | 我昨天在图书馆学习了。 | I studied in the library yesterday. |
こんな感じですね。
ノートに「日本語・中国語・英語」の3つを書くことで、1つの言語だけを学ぶより効率的に学習していけますよ。
また、「英語で説明している中国語動画」や「中国語で説明している英語動画」を見ることでも、学習効率を高めることができます。
英語と中国語どちらか一つを学ぶならどっちがいい?
英語と中国語を同時に勉強したいけど、どうしてもまとまった時間を取れないという方もいると思います。
そんな方は英語・中国語のどちらかを集中的に学ぶことをおすすめしますよ。
というのも、時間がないのにも関わらず、無理して英語・中国語を学んでしまうと、途中で挫折しやすくなるから。
どちらを選べばいいのかよく分からない方は、以下を参考にしてみてください。
- 汎用性の高い言語を学びたい:英語
- 希少性の高い言語を学びたい:中国語
- 趣味として学びたい:どちらでもOK
例えば、将来世界中に携わる仕事(ホテル・外資・貿易など)に就きたい方、ビジネスシーンで役立つスキルを手に入れたい方は英語の方がおすすめですね。
英語は世界中で話されている言語。
世界中の人とコミュニケーションを取れるようになるといったメリットはやっぱり大きいです。
一方で、中国語を話す人のほとんどは中国人。
中国語は一見英語よりも価値のない言語だと思われがちですよね。
ただ、英語を話せることが当たり前になりつつある中、中国語のニーズは年々高まっています。
中国語が話せることで、
- 中国で日本人インフルエンサーとして活躍できる
- 中国の最新技術などの情報をリアルタイムでキャッチできる
- 中国でのビジネスに活かせる
などのメリットも享受できるので、希少性の高い言語を学びたい方は中国語がおすすめ。
英語と中国語の共通点と相違点
簡単にまとめると、
- 英語と中国語の文法:同じ点と異なる点がある
- 英語と中国語の発音:結構異なる
ですね。
一つずつ見ていきましょう。
英語と中国語の文法
よく英語と中国語の文法は似ていると言われていますが、実は異なる点も多くありますよ。
英語と中国語の文法の共通点
「SVO・SVOC(主語・述語・目的語(補語))の順」
・SVO「私はリンゴが好きです」
S(主語) | V(述語) | O(目的語) | |
英語 | I | like | an apple. |
中国語 | 我 | 喜欢 | 苹果。 |
・SVOC「私は中国語は難しいと思う」
S(主語) | V(述語) | O(目的語) | C(補語) | |
英語 | I | think | Chinese | is difficult. |
中国語 | 我 | 认为 | 汉语 | 很难。 |
英語と中国語の文法の相違点
「場所・時間を表す単語の位置・動詞の変形(中国語はなし)・疑問文の語順」
・場所・時間を表す単語の位置「彼は昨日公園でダンスをした」
中国語 | 英語 |
他昨天在公园跳舞了。 | He danced in the park yesterday. |
中国語の場合、日本語と同じく主語の後ろに「場所・時間を表す単語」が続きます。
英語は動詞の後に来るので、この点は全く違いますよね。
・動詞の変形「私は今日上海に行く・私は昨日上海に行った・私上海に行ったことがある」
現在 | 過去 | 現在完了 | |
中国語 | 我今天去上海。 | 我昨天去上海了。 | 我去过上海。 |
英語 | I go to shanghai today. | I went to shanghai yesterday. | I have been to shanghai. |
英語は皆さんもご存じの通り、時制によって動詞の形が変わりますが、中国語はどの時制でもすべて同じです。
いちいち時制を気にする必要がないのでかなり楽ですよ。
・疑問文の語順「あなたはあの女性が好きですか? あなたは今日の朝何を食べましたか?」
中国語 | 英語 |
你喜欢那个女性吗? | Do you like that women? |
你今天早上吃了什么? | What did you eat this morning? |
英語で疑問文を作る場合は、疑問詞を文頭に出さないといけませんが、中国語では、元の平叙文の尋ねたい部分に疑問詞を入れればOK。
疑問文の語順が平叙文と変わらないのが中国語の特徴ですね。
言い換えるなら、
中国語の文法:英語と日本語の文法を合体させて簡単にしたもの
といったところ。
英語と日本語の文法が混ざっていると聞くと一見難しそうに思いますが、実は中国語の文法は英語に比べて圧倒的に簡単です。
特に動詞の変形がないのと、疑問文の語順が肯定文と同じであることが、中国語の文法を易しくしている大きな理由ですね。
英語と中国語の発音
英語と中国語の発音はかなり異なりますよ。
中国語の発音は少しイメージがつきにくいかもしれませんが、中国語は「ピンイン(拼音)表記」に沿って発音されます。
ピンイン:「アルファベットを使って中国語の発音を表したもの」
ここで、「あれ?アルファベットってことは英語と発音同じ?」と思った方もいるかもしれませんが、実は発音が異なるものもたくさんあります。
ピンインで表記されているアルファベットをそのまま英語読みしてしまうと、全く通じないので注意してくださいね。
また、中国語には「四声」と呼ばれる、英語にはない4種類の声調変化があります。
声調を間違えると、単語の意味が変わってしまうので、一つ一つ正確に覚えなければいけないんですよね。
英語の発音ももちろん難しいですが、「ピンイン+声調変化」がある中国語の発音はそれ以上に難しいと個人的には考えてます。
ピンインと声調については以下の記事で詳しく解説しているので、よかったら合わせてどうぞ。
関連記事 中国語ピンインの覚え方のコツ【3ステップで分かりやすく解説】
まとめ
「時間・継続力・楽しむ力」さえあれば、英語・中国語を同時に学ぶことは十分可能です。
ただ、
- 文法・発音が混ざってしまう
- 2つとも中途半端に勉強してしまう
これらに気をつけながら楽しく英語・中国語学習していってくださいね。
最後に、英語・中国語学習に関するおすすめ記事を貼っておくので、興味がある方はそちらもご覧ください。
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