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中国語の発音は難しいって聞くけど、そもそもどうしてそんなに難しいの?良ければ一緒に中国語の発音を上達させる方法についても知りたいなぁ〜。
こんな疑問にお答えします。
他言語に比べても特に発音が難しいと言われる中国語。
これから中国語を勉強しようと思っているけど、発音の難しさが理由で躊躇してしまっている方や、中国語の発音が難しすぎて、現在挫折中の方もいるかと思います。
ということで、今回の記事では、「中国語の発音が難しい理由」と「発音を上達させる方法」について紹介します。
中国語の発音の特徴をしっかり知り、発音を上達させたい方はぜひ記事をご覧ください。
中国語の発音が難しいと言われる3つの理由
中国語の発音が難しいと言われている理由は、主に以下の3つ。
- 母音と子音の数が日本語に比べて多い
- 日本語にはない音が多い
- 四声が厄介
一つずつ詳しく理由を見ていきましょう。
母音と子音の数が日本語に比べて多い
中国語と日本語の母音・子音の数は以下の通り。
母音 | 子音 | |
中国語 | 36個 (単母音・複母音・鼻母音) | 21個 |
日本語 | 5個 | 13個 |
「母音」
「子音」
中国語の母音については、複母音・鼻母音も一緒にカウントされているものの、それにしても数が多いですよね。
私たち日本人は日常でたった51音しか使ってませんが、中国語にはなんと全部で405種類の音があります。
さらに後で説明する「四声」が組み合わさると、1600以上の音になるので、これらをすべて習得するとなると膨大な時間が必要なんですよ。
聞いた話によると、中国語教室では、最初にこの405種類の発音を何十時間も練習させられるみたいです。
それだけ中国語の発音は難しく、かつ大事ってことですね。
日本語にはない音が多い
先ほど、中国語の母音と子音を紹介しましたが、実は、日本語と同じ発音記号でも、音自体全く異なるものもたくさんあるんですよね。
それが、中国語の発音が難しい理由の二つ目です。
今回は、特に日本人にとって難しいと言われている発音を5つ紹介します。
「f」と「h」
「f」 | 歯を下唇にあてながら発音 |
「h」 | 寒い時に「ハァ~」と息を出すような感じで発音 |
この二つの発音は英語にもありますよね。
ただ日本語の「h」と、この2つの発音は全く違うので、どうしても日本人は困惑してしまいます。
特に日本人は、「f」を発音する際に、日本語の「h」の音のまま口に出してしまう癖があるので要注意。
「e」と「ü」
母音の中で難しいのが「e」と「ü」。
「e」 | 口を「え」の形にし、喉の奥から「お」と発音 |
「ü」 | 口を「う」の形にし、「い」と発音 |
「結局なんて発音すればええんや!」って言いたくなりますよね。
ちなみに、僕は「e」を習得するのに1年くらいかかりましたし、「ü」に至ってはまだ少し発音が変です。
反り舌音「zhi , chi , shi , ri」
中国語を勉強する日本人が必ずつまずく反り舌音「zhi , chi , shi , ri」。
「zhi」 | 舌先を前歯の歯茎の裏にある少し盛り上がっている所につけ、「ジ」と発音 |
「chi」 | 舌先を前歯の歯茎の裏にある少し盛り上がっている所につけ、「チ」と発音 |
「shi」 | 舌先を前歯の歯茎の裏にある少し盛り上がっている所に近づけ、「シ」と発音 |
「ri」 | 舌先を前歯の歯茎の裏にある少し盛り上がっている所に近づけ、「リ」と発音 |
僕は最初、
「え、ムズすぎん?意味が全く分からん。zhiとriの発音が同じになるんやけど。」
正直このように思いました。
今まで舌を反って発音したことなんてなかったので、舌がつりそうになりましたね(笑)
音が変化する発音
中国語の中には、発音記号通りに読まれない音もあります。
その代表格が以下の通り。
「zi , ci , si」 | 「i」ではなく「u」の発音 |
「ian」 | 「a」ではなく日本語の「e」の発音 |
「wei, dui, tui, gui, kui, hui, zhui, chui, shui, rui, zui, cui, sui」 | 「イ」ではなく「ェイ」の発音 |
「o, bo, po, mo, fo」 | 「ウ」ではなく、「ゥオ」の発音 |
「いや、何で音変化すんねん!」ってつっこみたくなりますが、これらはもう覚えて慣れるしかないですね。
「n」と「ng」
日本人にとって最難関の発音「n」と「ng」。
「n」 | 舌を上の歯茎につけたまま「ん」と発音 |
「ng」 | 舌をどこにもつけず喉の奥から「ん」と発音 |
とのことですが、この二つの音を区別して発音するのはめちゃめちゃむずいです。
ちなみに、日本語で言うと
- 「案内」と発音する際の「ん」の音:「n」
- 「案外」と発音する際の「ん」の音:「ng」
ですね。
日本語の場合は、無意識のうちに発音できてるのですが、中国語でこれを意識して発音するのはかなり至難の業。
以前中国人と電話で会話している時に、「网上(Wǎng shàng)」と言いたかったのにも関わらず、間違って「晚上(Wǎn shàng)」と伝わってしまったことがありました。
ちょっとした音の違いだけで意味が変わるので、本当にむずいです。
四声が厄介
日本語にはない「四声(声調変化)」も中国語の発音を難しくしている原因の一つ。
例えば、「ma」と発音する中国語は、
「mā」 | 妈 | お母さん |
「má」 | 麻 | 麻 |
「mǎ」 | 马 | 馬 |
「mà」 | 骂 | ののしる |
というように、音の高さ・変化によって意味が全く違うんですよね。
確かに日本語にも「雨・飴」「橋・端・箸」のように、アクセントの違いによって意味が変わる単語もあります。
ただ、
- 中国語の四声:1音節ごとに音の高さ・変化が違う
- 日本語のアクセント:2音節以上(一つの単語内)で音の高さが違う
といった違いがありますよ。
四声を間違えると、びっくりするほど中国人に意味が伝わらないので、時間をかけて四声を習得する必要があります。
中国語の発音を上達させる4つの方法
ここまで読んでくださった方は、
「中国語の発音って難しいんだな、、挫折しそうだし、やっぱり勉強するのやめようかな。」
と思われたかもしれません。
ただ、中国語は発音以外(文法・単語など)はそれほど難しくなく、既に漢字を知っている日本人にとっては学習しやすい言語なので、発音さえクリアしてしまえば挫折は防げますよ。
ということで、中国語の発音を上達させる方法を4つ紹介していきます。
中国人から直接教えてもらう
1つ目は、「中国人から直接教えてもらう」方法。
これは中国語初心者の方におすすめ。
というのも、もし発音を独学で学習してしまうと、変な癖がつく可能性が高いからです。
中国語は本当に「発音が命」なので、初めから中国人に正しい発音を教えてもらう方が絶対にいいですよ。
中国人から発音を直接教えてもらうのに一番おススメなのが、「オンライン中国語スクール」。
家にいながら自分の都合のいい時間にいつでもレッスンを受けられますし、質の高い講師から発音を学べますよ。
関連記事【徹底比較】オンライン中国語スクール3社の特徴を分かりやすく解説
また、お金をかけたくないという方には、言語交換アプリ「Hellotalk」がおすすめ。
中国人に日本語を教える代わりに、無料で中国語を学べます。
ただ、相手はプロの講師ではないので、その点だけは注意してくださいね。
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関連記事Hellotalk(ハロートーク)の機能と使い方を解説【勉強法も紹介】
好きなドラマの中に出てくる役者の発音をパクる
2つ目は、「好きなドラマの中に出てくる役者の発音をパクる」方法。
これは僕も実際に実践している方法です。
中国語独特のイントネーションやリズムを身につけたい方にはかなりおすすめですよ。
というのも、中国語教材についている音声ってスピードが遅くてクリアすぎるので、日常会話で話されている発音とはほど遠いんですよね。
役者になりきって、聞こえてくる発音に続いてそのままシャドーイングしていくことで、より自然な発音に近づけます。
ちなみに、僕は中国の有名なドラマ「我的前半身」に出てくる「贺函」のセリフを真似て発音練習してますよ。
関連記事 楽しみながら中国語を勉強できるおすすめドラマ5選【勉強法も紹介】
中国SNSで自分が中国語を話している動画を配信する
3つ目は、「中国SNSで自分が中国語を話している動画を配信する」方法。
中国SNS「weibo」や動画サイト「bilibili」などでそのような動画を配信すると、その動画を見た中国人から発音のフィードバックを受けることができます。
お世辞のように「あなたの発音は上手だね!」と言われることもありますが、日本人よりも本音を言う中国人は結構的確なアドバイスをくれますよ。
僕も実際に動画サイト「bilibili」で動画を配信していますが、コメントで「反り舌がおかしい。口を開けすぎ。」などと変な点について指摘されたことがあります笑
こちらの記事も一緒にどうぞ
youtubeで中国語発音講座を見る
4つ目は「youtubeで中国語発音講座を見る」方法。
動画で発音を学ぶなら、こちらの動画1本見ておけば十分です。
中国語の発音を攻略するためのポイントがギュッと詰まった超有料級動画。
「ピンイン」「声調」「母音」「子音」の基礎知識を学べるだけでなく、全400種類のピンインの音をすべて網羅できます。
唇をどんな形にすればいいのか、口をどう動かせばいいのか、どこから声を出せばいいのかについてこと細やかに解説してくれているので、超わかりやすい。
この動画に従って、何度も何度も繰り返し練習すれば、ネイティブレベルの発音を手に入れられますよ。
まとめ
今回は、「中国語の発音が難しい理由」と「発音を上達させる方法」について具体的に解説してきました。
中国語の発音はかなり難しいですが、しっかり発音の特徴を知って、論理的に練習していけば、必ず上達します。
是非今回紹介した方法を試してみてくださいね。
それでは楽しい中国語LIFEを!
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