
・2023年の中国語検定試験の日程は?
・どの中国語検定試験がおすすめ?
・どの時期に中国語検定試験を受けるべき?
こんな疑問にお答えします。

日本で実施中の主な中国語検定試験は、「HSK・中検・TECC・通訳案内士」の4種類。
各検定試験によって実施される日程が異なるので、少し混乱してしまう方もいるはず。
ということで、今回の記事では、2024年に実施される中国語検定試験(4種類)の日程を表でまとめました。
加えて、各中国語検定試験の概要も紹介するので、どの試験をいつ受けようか迷っている方も是非参考にしてみてください。
【2024年版】中国語検定試験(4種類)の日程まとめ
以下に掲載している情報は2023年1月14日時点のものです。十分な注意を払って整理しておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。必ず一度はご自身で公式ページをチェックするようにしてくださいね。
それでは見ていきましょう。
HSK(汉语水平考试)
HSKは1年で10回程度試験が行われますが、各回によって開催地が異なるので、注意が必要です。
試験日 | 申込受付期間 | 開催地 |
2月12日(日) | ~1月27日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 |
3月25日(土) | 1月25日〜2月25日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 【口試初~高級】 |
4月9日(日) | 2月9日〜3月9日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 【口試初~高級】 |
5月14日(日) | 3月14日〜4月14日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 【口試初~高級】 |
6月11日(日) | 4月11日〜5月11日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 |
7月16日(日) | 5月16日〜6月16日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 【口試初~高級】 |
8月20日(日) | 6月20日〜7月20日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 |
9月16日(土) | 7月16日〜8月16日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 |
10月14日(土) | 8月14日〜9月15日 | 【筆記1~6級】 東京 |
10月15日(日) | 8月14日〜9月15日 | 【筆記1~6級】 愛知 / 大阪 |
11月18日(土) | 9月18日〜10月18日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 |
12月3日(日) | 10月3日〜11月3日 | 【筆記1~6級】 【筆記2~5級】 【口試初~高級】 |
※東京圏:埼玉・千葉・東京・神奈川のいずれか(都道府県の選択不可)
※阪神:大阪・兵庫のいずれか(都道府県の選択不可)
各回、試験日の2ヶ月前〜1ヶ月前までが申込期間となるので、慌てないように出来るだけ早めに申し込んでおきましょう。
試験に関する最新情報は、こちらの「HSK公式サイト」をご覧ください。
中検
中検(中国語検定)は年に3回実施されています。
試験日 | 申込受付期間 | 開催地 |
3月26日(日) 二次試験(準1級のみ) | 1月15日~2月25日 | 札幌・青森・仙台・福島・宇都宮・前橋 ※松戸・姫路会場は準1級試験なし |
6月25日(日) | 4月15日~5月15日 | 未定 |
11月26日(日) | 9月15日~10月16日 | 未定 |
※11月試験のみ、1級試験あり
中検はHSKよりも申し込み期間が早いので、申し込みの忘れがないように十分気をつけてくださいね。
6月・11月の開催地と準1級・1級の二次試験の日程についてはまだ未定ですね。
また決まり次第、こちらの記事にも記載します。
中検に関する詳しい情報は、公式サイト「一般社団法人 中国語検定試験」をご覧ください。
- 受験者が会場の定員を超えた場合、締切日よりも早く申込が打ち切られる可能性あり
- 施設利用制限等により、予定開催地であっても開催されない可能性あり
TECC(中国語コミュニケーション能力検定)
試験は年3回行われる予定ですが、現時点では「試験日」「申し込み開始日」は未定です。
ただ、公式サイトを見る限り、3月・6月・9月に開催される可能性が高いので、TECC受けようかなと思っている方はこまめに情報をチェックしてみてください。
通訳案内士
2023年度の試験についてはまだ未定です。
参考までに2022年度に行われた全国通訳士試験のスケジュールを下記にまとめておきますね。
・試験情報の公開:2022年5月27日(金)
・願書受付:2022年6月1日(水)〜7月11日(月)
・筆記試験:2022年8月21日(日)
・筆記試験合格発表:2022年11月10日(木)
・口述試験:2022年12月11日(日)
・最終合格発表:2023年2月3日(金)
おそらく2023年度も同様に、5月下旬頃に試験情報が発表されると思います。
通訳案内士を目指している方は、5月以降に情報をチェックしてみてください。
各中国語検定試験の概要
上記で紹介した、4種類の中国語検定試験の違いについて簡潔にまとめると、
- HSK:中国留学を考えている人、中国企業で働きたい人、中国語学習のモチベーションを上げたい人
- 中検:中国語を活かして日本企業で活躍したい人、中国語学習のモチベーションを上げたい人
- TECC:中国語を使用したコミュニケーション力を試したい人
- 通訳案内士:日本で中国人に対して観光案内をしたい人
こんな感じですね。
HSK
中国政府が認定している試験。世界中で公的証明として活用できるのが大きな特徴。
就職・進学・留学など様々な場面で役に立つ、汎用型の中国語検定試験ですね。
迷ったらHSKを選んでおけばOK。
中検
全体的にHSKよりも問題の難易度が高い検定試験。
単に中国語を読んで問題に答えるだけでなく、中国語を日本語に直す「翻訳能力」も問われるので、就職に役立つ中国語能力を身につけたい人におすすめ。
TECC
中国語によるコミュニケーション能力を図るための試験ですが、認知度があまり高くないので個人的にはあまりおすすめしません。
TECCを受けるなら、「HSK」「中検」を受けることをおすすめします。
通訳案内士
通訳ガイドのための国家資格。
将来、日本で中国人観光客のガイドを務めたい方は取っておくと有利に働きます。
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中国語検定試験を受けるべき時期

中国語検定試験の日程は大体分かったけど、いつ受ければいいのかな?
こう思っている方も多いですよね。
試験を受ける目的にもよりますが、留学や就職時に資格証明書を使いたい場合、成績表の発送時期を事前に確認しておく必要がありますよ。
留学・進学・就職に資格を活かしたい場合
HSK
成績表は試験日から2か月後に発送されます。
中国の大学に留学する場合、ほとんどの大学ではHSK4級以上(総合・文系:5級以上、理工:4級以上)の中国語能力が必要とされます。
なので出願前には、HSKの成績表を手元に用意できるように、逆算して受験するようにしましょう。
あまりにもぎりぎりに試験を受けてしまうと、不合格になった時、
「ああ、どうしよう。これじゃ留学に行けない、、、」
という最悪の事態にもなりかねないですから。
中検
合否結果は試験終了後、1か月以内に発送されます。
中検はHSKと違って、年に3回しか実施されないので、受け忘れには十分気を付けてくださいね。
通訳案内士試験
通訳案内士試験は年に1回しか実施されない上に、一次試験(筆記試験)から数えて約半年後に合格発表が行われます。
試験を一度逃すと、次の試験に合格し、合格証を受け取れるのが約1年半後になってしまうので、注意が必要ですよ。
中国語スキルアップのため・趣味で試験を受ける場合
中国語スキルアップのためや趣味で受験する場合は、自分の好きな時期に受ければOK。
特にHSKは、中国語学習のモチベーション維持にも役立つので、積極的に挑戦してみてください。
まとめ
中国語検定試験の日程をあらかじめ把握しておくことは、申し込み忘れの防止や、勉強の計画にも役立ちます。
この記事だけでなく、各公式サイトの確認も忘れないようにしてくださいね。
それでは楽しい中国語LIFEを!
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