自分の中国語の発音がダサすぎる、、どうすればもっと綺麗に発音できるようになるのかな?コツとかあれば教えてほしい。
こんな方におすすめの記事です。
- 中国語の発音を上達させるコツ
- 綺麗な発音を身につけるためのおすすめ勉強法
中国語学習者のほぼ全員が一度は頭を悩ませる「発音」。
日本語にはない発音も多く、「なかなかうまく話せるようにならない、、」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、中国語の発音のコツと、発音練習にもってこいの勉強法をご紹介します。
記事の後半で紹介している勉強法は、全て僕が実際に試してみて効果があった方法です。ぜひ参考にしてみてください。
中国語の発音を上達させるコツ【発音別に解説】
ここでは、
- 日本語にはない母音「ü」「e」の発音の仕方
- 鼻音「n」「ng」を区別する方法
- 無気音・有気音を区別する方法
- そり舌音の発音方法
の4つについて解説します。
早速1つずつ見ていきましょう。
【前提】中国語初心者が発音する際に意識すべきこと
中国語を発音する際は、口を大きく動かすことを意識してみてください。
中国語の母音・子音は一音一音しっかり発音しないと、違和感ありまくりの音になりやすいです。
例えば、中国語の母音「u」。何も考えずに発音すると、日本語の「う」と同じ発音になりますが、それは間違い。
正しくは、唇を前に突き出して「う」と発音。日本語の「う」よりも口は大きく動きますよ。
最初は恥ずかしさを感じますが、慣れれば大丈夫。少し大げさ気味に発音してみてくださいね。
補足
実際、中国人が日本語の発音を練習する際は、「あまり口を動かさない」ように声を出すことを意識しているらしいです。
それだけ日本語発音時はあまり口が動いていないということですね。
日本語にはない母音をマスターする
日本人にとって発音が難しい中国語の母音は、「ü」「e」の2つ。
この2つの母音を発音する際のポイントについて解説します。
「ü」を上手に発音するコツ
口を日本語の「う」の形にした状態で「い」と発音。
中国語の「u」は唇を前に突き出して発音しますが、「ü」はそこまで突き出す必要はありません。
また、日本語の「ゆ」のように発音してしまう人も少なくないですが、両者は全く異なる発音なのでご注意を。
「e」を上手に発音するコツ
「e」を発音する際のポイントは以下の3つ。
(1)喉の奥から声を出す
(2)うめき声のような感じで発音
(3)口を日本語の「え」の形にした状態で「お」と発音。
最も大事なのは「喉の奥から声を出す」こと。
うめき声を意識して声を出せば、自然と喉の奥から声が出るはずです。
(3)は(1)(2)ほど重要ではないですが、意識するとよりネイティブっぽい発音になりますよ。
関連記事中国語「e」の発音を克服!3つの種類と発音のコツを分かりやすく紹介
「n」と「ng」の違いを意識する
鼻音と呼ばれる2種類の発音「n」「ng」の区別がかなり厄介。
中国人から聞いた話によると、中国人の約40%はこの2種類の発音を聞き分けられないとのことです。(特に南部の地域に住んでいる中国人)
それくらい難しいというわけですね。
ただ、自ら話す場合は、ある点を意識するだけで上手に区別できるようになりますよ。
・「n」:舌を上の歯茎にあてた状態で「ん」と発音
(日本語の「案内(あんない)」の「ん」と同じ)
・「ng」:舌をどこにもつけずに「ん」と発音
(日本語の「案外(あんがい)」の「ん」と同じ)
実は日本人も、日頃から無意識のうちに、「n」と「ng」を使い分けています。
この2種類の発音を「意識して使い分けるのは難しい」ですが、慣れないうちはしっかり違いを意識しながら発音するようにしましょう。
僕は昔、上海人に、「网上(Wǎngshàng
)」を「晚上(Wǎnshàng
)」に聞き間違えられました。割とショックでしたね笑
無気音・有気音の違いを意識する
日本語には無気音・有気音の概念が全くないので、日本人にとっては少し取っつきにくい部分なはず。
簡単に違いを説明すると、手で持ったティッシュを口の前に置いた状態で発音し、ティッシュが揺れないなら「無気音」、揺れれば「有気音」です。
中国語の無気音
「b」「m」「f」「d」「n」「l」「g」「h」
「j」「x」「zh」「sh」「z」「x」「r」
中国語の有気音
「t」「p」「k」「ch」「c」「q」
無気音は日本語の子音と同じように発音すればOK。
有気音は、少し伸ばし気味で発音すると中国人らしい発音になりますよ。
例えば、
・「bo」:「ボ」
・「po」:「プォ〜〜〜」
みたいな感じです。
【最難関】そり舌音を攻略する
中国語の発音の中でも、最も難しいと言われているのがそり舌音。
(「zhi」「chi」「shi」「ri」の4つ)※ここでは説明のために「i」をつけています。
「zhi」「chi」の発音方法
「zhi」「chi」は舌を上に巻き上げ、舌先を上の歯茎に軽く当てた状態で発音。
「chi」は「zhi」よりも強く発音する(息を強く押し出す)のがコツですね。
「shi」の発音方法
「shi」は舌を上に巻き上げ、舌先をどこにも当てずに発音。
「シ(xi)」にならないように注意してください。
「ri」の発音方法
舌は「shi」と同じ形にし、「リ」と「ジ」が混じったような音で発音。
喉の奥で声を震わせるように発音するのがポイントです。
僕は「r」の発音を習得するまでに1ヶ月ほどかかりました。毎日ひたすらお風呂で練習していた記憶があります。
綺麗な発音を身につけるためのおすすめ勉強法
発音がみるみる上達するおすすめ勉強法は以下の5つ。
- プロの中国語講師から発音を学ぶ
- 携帯のボイスメモで自分の発音の癖を把握する
- 言語交換アプリで発音を修正してもらう
- 中国人の発音を徹底的に真似する
- とにかく中国人と話しまくる
下記にて1つずつ紹介しますね。
プロの中国語講師から発音を学ぶ
発音を独学で勉強するのはおすすめしません。
なぜなら、変な癖がついてしまった場合、後から矯正するのが死ぬほど大変なので。
僕自身がその悪いお手本。僕は独学で発音を学んでしまったばかりに、変な発音が身についてしまいました。
(中国の動画サイト「bilibili」であげた動画に対する中国人のコメントです。動画内で僕は中国語を喋ってるのですが、「音調」と「舌の動き」がおかしいと言われています。)
中国語は「発音が命」の言語。
多少費用はかかりますが、後悔したくないならプロの講師から学んだ方が賢明です。
基本的には以下の流れで学ぶといいですね。
① 参考書もしくは動画で発音の基礎を学ぶ
② 中国人講師と一緒に発音練習
③ 繰り返し練習
おすすめの発音教材
中国語発音の基礎について、これでもか!というくらい、細かく紹介されている良書。
発音の教材ならこの1冊を選んでおけばOKです。
おすすめの発音動画
動画で学びたいなら、このYoutube動画1本で十分。
中国語の発音を攻略するためのポイントがギュッと詰まった超有料級動画です。
「ピンイン」「声調」「母音」「子音」の基礎知識に加え、全400種類のピンインの音をすべて網羅できます。
どの教科書にも載っていない「発音のコツ」や、日本人がつまづきやすい発音を具体的にわかりやすく解説してくれているので、発音が苦手な方でも安心。
講師の口・唇の形を真似しながら何度も繰り返し練習すれば、誰でも見違えるほどに上達しますよ。
中国語講師の探し方
オンライン中国語スクールを使えば、自分にぴったりの中国語講師を簡単に探せます。
スクールは色々ありますが、「発音学習」に最も適しているサービスは「CCレッスン」ですね。
CCレッスンの大きな強み
- 講師の約90%が日常会話レベル以上の日本語を話せる
- 多彩な講師陣が揃っている(500人以上)
- ライフスタイルに合わせて受講できる(プランが豊富)
日本語を話せる講師が多いので、中国語が全然話せなくても問題なし。日本語を介して発音をわかりやすく教えてくれますよ。
ポイントプランであれば、1,000円〜始められます。マイペースで取り組めるため、毎日何かと忙しい方でも安心。
現在CCレッスンでは、体験レッスンが2回無料で受けられます。気軽に試してみてください。
関連記事CCレッスンを実際に使ってわかった良い点・悪い点【体験談あり】
携帯のボイスメモで自分の発音の癖を把握する
携帯のボイスメモは発音チェックに欠かせないツール。
自分ではうまく発音できていると思っていた発音でも、いざ聞いてみると気持ち悪さを感じることは割とよくあります。
自分で聞いて違和感があるということは、実際の会話でも、「この人の中国語なんか変だな」と思われる可能性大。
ボイスメモをうまく活用して、自分の発音の癖を把握しましょう。
言語交換アプリで中国語の発音を修正してもらう
言語交換アプリを活用すれば、無料で中国人に発音チェックしてもらえます。
「Hellotalk」というアプリには、タイムライン機能がついているのですが、そこで中国語のボイスを投稿すると、その投稿を見た中国人が音声付きで発音の訂正をしてくれますよ。
流れは以下の通り。
- Hellotalkをダウンロード&登録
- 中国語の文章を読み上げ、録音
- タイムラインで投稿(音声+スクリプト)
- 中国人の発音を確認
- 発音がおかしい部分をひたすら練習
タイムラインで投稿する際には、
発音で不自然な点があれば教えてください!できればお手本の音声も欲しいです。
と一言書いておくといいですね。
HelloTalk – 無料で始める言語交換
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関連記事ハロートークとは?使用歴3年の僕がデメリット・メリットを解説!
関連記事Hellotalk(ハロートーク)の機能と使い方を解説【勉強法も紹介】
中国人の発音を徹底的に真似する
数ある勉強法の中で、僕が最も効果を感じたのが、「中国人の発音を徹底的に真似する」練習法。
真似する人物は誰でもOKです。
僕は中国ドラマ「我的前半生」に出てくる「贺函」と呼ばれる男性の発音をひたすら真似しまくりました。
その結果、毎回のように中国人から「発音が上手だね!とっても自然!」と言われるように。
(お世辞だったら泣きますが、、)
「真似る」は最高の勉強法ですよ。
とにかく中国人と話しまくる
ある程度発音の型が身についたら、あとは中国人と話しまくりましょう。
自分の発音がちゃんと相手に通じるのか確認できますし、ネイティブの発音を直に聞くこともできます。
また、会話の途中に「私の発音って自然?なんかおかしくない?」と気軽に聞くことだって可能。数をこなせばこなすほど、より自然な発音に近づけますよ。
話し相手は先ほど紹介した言語交換アプリ「Hellotalk」で簡単に見つかります。中国人の友達も作れるので、是非お試しあれ。
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まとめ
中国語の発音を習得するには膨大な時間が必要です。
だからと言って手を抜くのは絶対にNG。間違いなく後で痛い目を見ます。
・あなたの発音ネイティブっぽい!
・中国人だと思った!
と言われたい方は、お金を惜しまず、プロの講師から発音を教わりましょう。
何もずっと教わる必要はありません。基礎が身についた後であれば、1人で練習することも可能ですので。
ぜひ、今回紹介した勉強法を参考にして、自然な発音を手に入れてみてくださいね。
一緒に頑張っていきましょう!
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