英語と中国語どっちを勉強しようか迷ってるから、おすすめの方を教えてください。
こんな方におすすめの記事です。
- 英語・中国語のどっちを勉強すべき?【4つの観点から考察】
- 【個人的な意見】僕が中国語の勉強に注力している理由
言語を学び始めたいと思ってるけど、英語と中国語の選択で迷っているという方も多いはず。
今回の記事では、英語と中国語のどちらを選ぶべきかについて4つの観点から考察します。
この記事を参考にすることで、英語・中国語それぞれの特徴が分かり、自分が選ぶべき言語が明確になりますよ。
英語・中国語のどっちを勉強すべき?【4つの観点から考察】
結論から言うと、
迷うなら、両方勉強するべし!
これです。
今選択を迷っているということは、おそらく言語を学ぶ明確な目標はまだ定まっていないはず。
なので、とりあえず同時進行で2つの言語を学び、自分に合っている方(より楽しい方)を選んだ方がいいかと。
ただ、こうは言っても、
は?いやいや、何言ってんの?両方勉強する時間なんてないわ!さっさとどっちがいいか教えて!
とツッコまれそうなので、以下では4つの項目に分けて、英語・中国語を比較していきますね。
「比較項目」
- 難易度
- 将来の需要
- 希少価値
- 就職・転職
難易度:中国語の方が簡単
より難易度の低い言語を選びたいなら、「中国語」がおすすめ。
というのも、中国語で使われている文字は日本語でもお馴染みの「漢字」ですので。
字体は若干異なりますが、約30%の漢字は日本語と全く同じ。日本人にとってこれほどまで学びやすい言語はないですね。
以前、中国語を全く勉強したことのない友達に、中国語の文章を見せたんですが、3割くらいは意味を理解してましたよ。
それでは、難易度を以下の4つに分けて、細かく見ていきましょう。
- 発音:英語の方が簡単
- 文法:中国語の方が簡単
- 語彙:中国語の方が覚えやすい
- 学習の機会:英語の方が多い
発音
正直、中国語の発音は死ぬほどむずいです。
「日本語にはない音が多い」+「4種類の声調変化がある」のダブルパンチ。
音の音程を間違えてしまうと、相手に意味が伝わらなくなるのでマジで激ムズですね。
僕は今まで約2年半ほど中国語を勉強してきましたが、いまだに間違ってます、、、
関連記事中国語の発音が難しい3つの理由【上達させる方法も一緒に解説】
文法
中国語の文法は比較的簡単。
「3人称単数」や「完了形」「仮定法」みたいな複雑な文法がないので、さらっと学べちゃいますよ。
関連記事中国語の文法が簡単と言われる6つの理由【すぐ理解できます】
語彙
中国語の単語は日本語と似ている部分が多いので、英語より断然覚えやすいですね。
「中高時代に、英単語を覚えるのが苦痛だった、、」という方でも、中国語ならす〜っと頭の中に入ってくるはず。
あと話す時に、漢字を頭に思い浮かべやすい点においても、中国語の方が簡単かなと。
学習の機会
学習の機会に関しては、やはり英語の方が多いですね。
英語は「教材の量」「オンラインスクールの数」ともに豊富なので、自分の学習目的に応じて選びやすい。
ただ、「言語交換のしやすさ」については、中国語の方に軍配が上がるかと。
日本語を勉強している中国人 >> 中国語を学んでいる日本人
英語を勉強している日本人 >> 日本語を勉強している英語圏の人
なので、中国人の言語交換パートナーはすぐに見つかりやすいですよ。
英語圏の人は割と競争率が高いですね。
将来の需要:英語の方が大きい
将来の需要を考慮するなら、英語を選んでおけば無難。
英語は「世界共通言語」なので、この先も需要が落ち込むことはまずないですね。
一方で中国語はというと、母語話者数は世界No1と言えども、使われている範囲はまだまだ限定的。
中国語を使っている人の大半は中国人なので、汎用性は英語に比べて低いです。
とはいえ、英語ほどではないですが、中国語の需要も将来高まると予想されていますよ。
国内総生産の比較
画像引用:Wikipedia
こちらは、世界各国の2016年時点のGDP、2030年・2050年の予想GDPがまとめられた表です。
見てのとおり、2030年には中国がアメリカを抜き、さらに2050年ではアメリカを大きく離してぶっちぎりの1位。
近い将来、経済の中心が「アメリカ→中国」にシフトする可能性は高いですね。
なので、もし中国語が話せれば、中国でのビジネス・中国企業とのやり取りの面では有利に働きやすいかと。
どちらとも需要は十分に大きいですけど、間違い無いのは「英語」って感じですね。
希少価値:中国語の方が高い
より希少価値が高い言語を学びたいなら、中国語がおすすめ。
というのも、英語学習者より中国語学習者は圧倒的に少ないから。
学習者を比較するために、日本で最も受けられている英語試験「TOEIC」と中国語試験「HSK」の受講者数を比べてみます。(2018年度)
試験名 | TOEIC (Listening & ReadingTest) | HSK (中国政府認定の中国語検定) |
受講者数 | 2,456,000人 | 34,018人 |
参考:『一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会』公式サイト
参考:HSK公式サイト
見ての通り、受講者の数は雲泥の差。
もちろん、
・全ての学習者が検定試験を受けているわけではない
・他の検定も存在する
ので、上記のデータだけで正確に学習者の数を比較することはできませんが、中国語学習者の方が少ないのは間違いないですね。
「中国語ができる日本人は重宝される!」の落とし穴
じゃあ、中国語ができる日本人は重宝されるってことだよね!
残念ながら、実はそうでもないんです。
引用:e-Stat『在留外国人統計(旧登録外国人統計) / 在留外国人統計』
こちらは、2020年6月に調査された国別の在留外国人数を表した表。
日本に住んでいる中国人はなんと80万人以上。結構な数ですよね。
ここで少し考えて欲しいんですが、もしあなたが会社の社長だったとして、中国語が話せる人を募集したい時、
・中国語が話せる日本人(人件費は高い)
・日本語が話せる中国人(人件費は安い)
どちらを採用しますか?
よっぽど何かに突出したスキルを持っていない限り、間違いなく後者を採用するはず。
重宝される人材になるには、「中国語」+αのスキルが必須ですよ。
就職・転職:英語の方が有利
就職・転職に活かしたい方は、英語の方がベター。
英語と中国語を活かせる求人数では、両者の差は大きいですので。
有名な転職サイトの求人数は以下の通りです。
DODA転職
・英語を活かせる求人数:11,474件
・中国語を活かせる求人数:1,141件
マイナビ転職
・英語を活かせる求人数:9,375件
・中国語を活かせる求人数:381件
リクナビ転職
・英語を活かせる求人数:4,521件
・中国語を活かせる求人数:416件
桁が1つ違いますよね。
また、「年収UPの見込み、選択肢の広がり」といった観点から考えても、圧倒的に英語の方が有利。
正直、先進国の人が中国語などの発展途上国の言語を学んでも、そこまで年収UPは見込めないです。
ただ、例外として、「中国人に向けた動画配信、サービス展開」などを行えば、本業とは別の収益源を得られる可能性は高いですよ。
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【個人的な意見】僕が中国語の勉強に注力している理由
僕はこれまで約2年半ほど英語と中国語を勉強してきましたが、現在は英語よりも中国語の勉強に注力しています。
その理由は以下の3つ。
- 中国人の友達が英語圏の友達よりも多い
- 中国語の勉強の方が楽しい
- 中国語の方が成長速度が速い
やはり一番の理由は、中国人の友達が多いからですね。
友達とチャット・電話するとなると、自然と中国語に触れられますし、「クッソ!もっと上手に中国語を話せるようになりたい!」と自分自身を鼓舞しやすいです。
楽しみながら勉強できるので、頑張らずとも勉強を続けられてますよ。
楽しさを基準に選ぶのもおすすめです。結局のところ勉強が続かないと意味がありませんので。
英語・中国語のどっちを勉強すべき?:まとめ
・難易度:中国語の方が簡単
・将来の需要:英語の方が大きい
・希少価値:中国語の方が高い
・就職・転職:英語の方が有利
まとめるとこんな感じです。
これでも迷った方は両方勉強すればOK。
途中で自分がどちらに向いているか分かってくるはずなので。
大事なのは、「とにかく動き始めること」と「勉強を継続すること」の2つ。
あまり考え込まずに、早速手や口を動かしてみてくださいね。
楽しむことも忘れずに!
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